感覚統合からのアプローチで、見る・聞く・触る・動かすなど、感覚をたくさん使う体験をします。
感覚統合とは、感覚と適応行動の統合です。わかりやすく言うと、脳に入ってくるさまざまな情報を交通整理して処理し、その場に適応した行動をできるようにすることです。
運動プログラムの時間では、楽しく感覚遊びや身体遊びを行い、自分のボディイメージを形成し、心と身体をつなげていくことを目指します。
発達の土台となる触覚、前庭覚(平衡感覚、バランス感覚)、固有覚(力の入れ加減や関節の動きの感覚)を育てます。

ソーシャルスキルは、社会生活に必要なすべての力を指す大きな概念です。学校などの集団生活で必要なソーシャルスキルはさまざまです。
人とのコミュニケーション、セルフコントロール、ルールやマナーの理解と実践、指示や課題の理解、学びに向かう姿勢などです。
友達や先生と関わりながら、ゲームや製作課題に取り組み、自律的な行動を少しずつ促していきます。
社会のルールに無理に合わせることを目的とせず、他の人の考えや価値観を知り、自分の個性と能力を理解し、社会で発揮できることを目指します。

子どもの年齢や発達段階に合わせて、学びをサポートします。
「幼児クラス」では、ぬり絵、めいろ、間違い探し、クロスワードパズル、フラッシュカードなどの認知課題に楽しみながら取り組みます。
目線を左右に動かす、ねらったところに線を引く、言葉のおもしろさを味わう、簡単な数字を覚えるなどのトレーニングで、学習の土台をつくっていきます。
「小学生クラス」では、国語・算数などの学校での学習をサポートします。
一人一人の個性や興味関心に合わせたドリルやプリントなどを用いて、「楽しい!」「できる!」という気持ちをたくさん経験してもらいます。
使用する教材は、年齢や学年、教科にとらわれないものを講師が提案し、ご家庭と相談して選びます。

子育てをしていると誰でもさまざまな悩みがあると思います。このような悩みを解決する子育てのコツや工夫を学びます。
子どもの困った行動の原因を知り、子どもの困り感がどうしたら生きやすさに繋がるのか、ご家庭で実践できることをたくさんお伝えします。そして、一人一人の子どもの中に何が起きているのか、なぜそのような行動をするのかをご両親といっしょに考えていきます。
それがわかれば、子どもとの関わりの中で、イライラが止められなかったり、叱り過ぎてしまったりという後悔が減り、ご家庭の幸せにつながります。
家族がもっと笑顔でいられる時間を増やしていきましょう。良好な親子関係は、子どもの成長を促します。